鹿追犬『Q太』の動画作品が東京都美術館に出展されました!
2020年02月26日
林業、農業を悩ます獣害対策のための「鹿追犬プロジェクト」
獣害は、本来、人間と野生動物の間にあった「暗黙の棲み分け」が崩壊して、
過疎化した人間の生活圏に害獣が進入してきたことが原因です。
そして、防獣ネット、狩猟、電柵などの従来の対策だけでは限界があることが明らかとなっています。
そこで、このプロジェクトは、「暗黙の棲み分け」を復活するべく、ワンちゃんの力で害獣の追い払いをしようというものです。
その活動を周知・広報するためにプロモーションビデオを作成することにしました。
その動画撮影、ビデオ編集については、京都造形芸術大学の学生さんにご協力を仰いでいます。
そして、その学生さんが、鹿追犬の動画などを編集して一つの作品に仕上げ、学内のフィールドワーク美術展に参加したところ、評価を受けて優秀15作品の1つに選出され、東京都美術館で開催された『KUAD ANNUAL 2020 フィールドワーク:世界の教科書としての現代アート』と題した作品展に出展されました。
こんな素敵な現代アートの世界に、我らの鹿追犬「Q太」君も動画で参加しているなんて、ナンカとても不思議な気持ちになりました。
でも、
作品展のコンセプトには、『現代アートは、あらゆる分野と接続しながら「世界」を学ぶガイドブック』という考えが込められているそうです。
Q太君の動画も、林業の世界を学ぶきっかけになってくれると思いました。
東京への出展、おめでとうございます〜!