この冬に、愛知県にある南山教会ナザレ館が完成しました。

この建物の構造材に「もりずむの木」を使っていただきました。

クリスマスの12/25に、教会の信徒様向けに完成説明会が開催されたのですが、

教会側からお招きに預かり、木材についての説明に伺ってきました。

「もりずむの木」は、三重県津市美杉町で育った杉、桧の天然乾燥木材です。

普段は、新月伐採＋葉枯らし100%天然乾燥の木材にするために伐採から２年程度の時間をかけて製造していますが、

今回はとても大きな部材が多く、長さ6m×桁高さ360mmというような大きな登り梁などが多数必要だったので、

これまでの在庫では対応できませんでした。

そこで、工事の設計、施工管理をなさった建築士さんが教会の皆さんと協議した結果、

工期を１年間、先に伸ばしていただき、津市美杉町の森林で新たに伐採して、

天然乾燥をしてご用意するのを待って頂きました。

教会の皆さんと建築士さんが、天然乾燥木材をぜひ使いたいとのご希望があったからです。

工事のスケジュールを大幅に変更してご対応くださり、本当にありがとうございます。

天然乾燥木材は、風と太陽の日差しだけで乾燥するので、木材の脂分をしっかりと残すことができるので、

木材の本来持っている長所である、色艶、粘り強さ、耐久性、木の香り、殺菌効果、セラピー効果などを最大限引き出せる方法です。

これから「もりずむの木達」は、ナザレ館の骨格をしっかりと支えながら、

室内空間を清楚で清らかな空気で満たして、長らく皆様のお役に立ってくれるものと思います。

どうぞ、これから末長いお付き合い、よろしくお願いします。

ナザレ館の完成、誠におめでとうございます！

そして、そんな晴れの時間にお供させて頂き、ありがとうございました。

※このナザレ館の設計・施工管理をなさった建築士さんは、「Air Design」大住篤志さんです。

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