木こり体験ツアーで感じること。
2021年08月01日
今日も夏休み木こりツアー第2弾!
昨日の猛烈な雷雨の湿気が霞となって山々にかかり、神秘的な朝を迎えました。
森の中も、至る所瑞々しさに溢れ、苔や草の赤ちゃん達が緑鮮やかに輝いていました。
今日は、林業のことを勉強したいという息子さん2人とご両親のご家族1組。
最初に、森の中で樹齢60年生の杉の伐採見学。
切り株で木がどのように成長していくのか?その仕組みについて説明をさせていただきました。
それから、林業体験として「はしご登り」「ロープ上げ」を体験。
そして、チェンソーによる丸太切りにも挑戦。
緊張した面持ちで、しっかりとチェンソーを持って綺麗に丸太切りをしてもらいました!
息子さん達は、現在中学生と小学生ですから、就職はまだまだ先のことですが、
こうやって林業について体験、勉強したいと思って来てくれること、
私たちにとっては本当にありがたく、嬉しいことです。
林業は、60年〜100年前から先達が植えて大事に育ててくれた木々を
今こうして切らせていただき、木材として利用させていただいています。
そして、そのことに感謝し、将来世代のために今の森林を大事に育み残していく。
そういう営みを絶やすことなく続けてこそ、林業はこれまでも、そしてこれからも続けていけるのです。
そういう自然の営みに寄り添った、素朴で実直な職業。
そして、その営みに支えられて生産された木材は、木という「命」。
林業は、木を育て、そして「木の命」をいただくこと。
常に、先達に、木々に、そして大自然に感謝する。
林業は、本来、誇り高いものであるはずなのです。
私たちは、これからもしっかりと続けて、
少しでも素敵な林業として後に引き継いでもらえるようにしたいと思います。
ご家族の皆さんと色々なお話で交流した中で、そのことを改めて感じました。
今日は、Hさんご家族の皆さん、
楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました!