耕作放棄地増大による『ふるさと』崩壊の足音
現在、日本では農業の衰退も著しく、田んぼや畑の耕作放棄地が年々増えており、農地全体(450万ha)の10%(42万ha)に届くまでになっています。このため中山間地域では、森林ばかりでなく田畑の荒廃も急速に進んでしまって、このままでは、『ふるさと』の原風景が荒れ果てて、そこに暮らす人々の心までも暗くすさんでしまいます。『ふるさと』崩壊の足音が間近に迫っているのかもしれません。
耕作放棄地が増えている原因とは?
高齢化、農産物価格の低迷による労働力不足、甚大な獣害被害、等が挙げられていて、林業とほぼ同じ構造的要因が深刻で、解決は容易ではありません。でも、一度荒れ果ててしまった田畑は元に戻すことが極めて困難で、益々負のスパイラルに陥ってしまいます。
高齢化、人口減少という大きな社会現象の中で、農地が減ること自体は仕方のないこととも考えられますが、森林など他の用途に転移させるなどの処置を図って荒れ果てた風景とならないようにして、『美しいふるさと』を維持して、そこで暮らす人々に安らぎを与え、次世代に残したいものです。そして、何よりも、上流域の山あいで清浄な水と空気に育まれた「美味しく安全なお米とお茶」で、暮らしをより豊かにしたいものです。
- グラフD:農地耕作地の推移。最大面積(S36)の70%まで減少した。
- グラフE:耕作放棄地面積の推移。平成に入ってからの25年間で約2倍に増加した。
- グラフF:荒廃農地の発生原因。主な原因は「高齢化・労働力不足、農産物価格の低迷、獣害など」
もりずむは『ふるさと』の原風景を遺そうと、2017年春からお米づくりとお茶づくりにも取り組んでいます。美味しくて安全な作物を作れるように様々な工夫をしながら無農薬を目指しています。『ふるさと』で育ったお米とお茶を買って、私たちの活動を応援してみませんか?
田んぼへのご支援コース
お礼に「木こりがつくったお米」を贈ります!
耕作放棄され、畦が崩れたり水を溜める機能を失った田んぼを回復させるのは非常に大きな労力が必要となります。また、治水の観点からも田んぼの耕作放棄は望ましくありません。林業を行う上でも周囲の環境を保全することは非常に重要です。『ふるさと』の原風景を守り遺すことで、森の恵みも同時に伝え続けられるのです。 もりずむはこのような観点から、お米を育てることにより、田んぼの維持活動を行っています。
ご寄付金額 | ご寄付により維持できる面積 | お礼(木こりがつくったお米) | 寄付 |
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5,000円 | 田んぼ63m2の維持 | 2キロ | 寄付する |
10,000円 | 田んぼ125m2の維持 | 5キロ | 寄付する |
20,000円 | 田んぼ250m2の維持 | 10キロ | 寄付する |
100,000円 | 田んぼ1250m2の維持 | 30キロ + 「木こりがつくったお茶」1キロ |
寄付する |
注)現在、もりずむが栽培する田んぼは、面積1ha(10,000m2)、総費用は80万円程度かかります。
注)「木こりがつくったお米」は、もりずむが自家栽培したものです。津市美杉町の澄んだ水と空気で育てています。お米は減農薬+減肥料です。安全と美味しさが好評です。
山から湧き出たばかりの水と綺麗な空気の中で育った「木こりがつくったお米」。このピュアなお米を味わうことがご支援となります。どうぞご支援の程、よろしくお願いします。
<特記1> お米には収穫期があるので、ご寄付に対するお礼は「直近の10月以降」になります。また、生産量はその年の気候に左右されますので、ご寄付のお礼は上表のとおりとならない場合があります。その時は、もりずむ製造の木工品などに替えさせていただきます。
<特記2> 「木こりがつくったお米」は減農薬のため、害虫の発生によって米粒に黒いシミ等が入る場合がありますが、健康に害になることはありません。
お茶畑へのご支援コース
お礼に「木こりがつくったお茶」を贈ります!
茶畑も一度荒れ果ててしまうと、回復するまでに非常に時間と労力がかかります。毎年収穫・剪定することによって機械で刈ることができるのですが、樹形が乱れると機械での収穫が困難になってしまいます。毎年の手入れが非常に重要です。
美杉のお茶は品質も良く、後世に遺したい財産であり原風景でもあります。
ご寄付金額 | ご寄付により維持できる面積 | お礼(木こりがつくったお茶) | 寄付 |
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5,000円 | お茶畑14m2の維持 | 120グラム | 寄付する |
10,000円 | お茶畑28m2の維持 | 240グラム | 寄付する |
20,000円 | お茶畑56m2の維持 | 480グラム | 寄付する |
100,000円 | お茶畑280m2の維持 | 1キロ + 「木こりがつくったお米」30キロ |
寄付する |
注)現在、もりずむが栽培するお茶畑は、面積14a(1400m2)、総費用は50万円程度かかります。
注)「木こりがつくったお茶」は、もりずむが自家栽培したものです。津市美杉町の澄んだ水と空気で、完全無農薬+無肥料で育んでいます。安全と美味しさが好評です。
不耕起・無肥料・無農薬の「木こりがつくったお茶」。混じり気のないこのお茶をお楽しみいただくことで『ふるさと』の原風景を保つことができます。皆様のご支援を心よりお待ちしております。
<特記1> お茶には収穫期があるので、ご寄付に対するお礼は「直近の6月以降」になります。また、生産量はその年の気候に左右されますので、ご寄付のお礼は上表のとおりとならない場合があります。その時は、もりずむ製造の木工品などに替えさせていただきます。