無農薬・無肥料・不耕起の田んぼ、素敵過ぎます〜!!!

2020年11月08日

「無農薬・無肥料・不耕起」の米作りを13年間されている方の田んぼの稲刈りをお手伝いしてきました!

その方は、自然農法・川口由一氏の「赤目自然農塾」で学ばれたそうです。

田植え、除草、稲刈りなどの作業は、全て、人力、手鎌一本だけ。エンジン機械は一切使わず。

生き物達もバランスの中で生きていて、それぞれの役割があるので、刈り払い機械などで無用に殺傷したくないとのこと。

株の間には普通に雑草が繁茂し、バッタや様々な虫、クモ達が至る所でたくさん、賑やかに活動している田んぼ。そんな田んぼで、20〜30本に分蘖した稲が元気に成長していました。

「愛と調和」で満たされた田んぼ。

全てが絶妙なバランスの中で共生している〜豊かな和やかな小宇宙。

本当に素敵な空間でした〜♪

うるち米(現代の一般的な白米)と古代米の2種類を作られていて、古代米は黒紫色のモミで、茎が太く丈が高くて頑丈そうでした。なので、台風が来ても倒れることは少ないそうです。

今年は異常気象のためか病気になり、成長が悪く稲穂が立ったままのものも散見されましたが、明らかに、古代米の方がうるち米よりも元気に育っていました。

やはり、原種の方が天候などへの耐性、生命力が強いのかもしれません。

現代農業は、品種改良して美味しく、大量生産できるようになりましたが、その分、生命力が落ちてしまい、それを補うために農薬、化成肥料を使い、そのために土が衰えてしまうのをさらに、農薬と、化成肥料で補うという、負のスパイラルに陥ってしまっています。

この田んぼを始めた当初、近所のおじさん達は皆、「そんな無理はやめた方がいいよ。」と呆れていたそうです。でも、その方が1〜2週間に1〜2日田んぼに行くだけの米作りを続けているうちに、毎年田んぼがどんどん豊かになっていくので、最近では「農薬だ、化成肥料だとカネと手間をかけている僕らの方がアホらしくなって来るな。あんたには負けるわ〜」と感嘆の言葉をかけてくれるようになったそうです。

川口氏の師匠、福岡正信氏が提唱した「最初に立ち返って、出来るだけ無駄・無用を除けば、これまでの諸問題は自然と解決される。後は自然のバランスで調和される」自然農法。

もちろん、ここまでなるには簡単ではありません。自然のバランスが取れるまで土を育てる長い時間が必要ですし、工夫と根気が必要です。

でも、とても大切な考え方だと思いました。

これは、私達の生き方にも通じていると感じました。

とても深い、深い取り組みだと思います。

また、来させていただきます!

ありがとうございました!!