「木の駅白山」を開催しました。
2018年02月18日
冷たい霧雨が時折降る中、「木の駅白山」を開催しました。
これは、地域の山林所有者さんが森の手入れで間伐しても、クレーン、ウィンチ、運搬車両などを持っていないので木材市場に出すことができないでいる状況を改善するために3年ほど前から始めました。
具体的には、間伐材の有効利用を図るために、山林所有者である山のおじさん達から原木の買取りをして薪として製造販売する、そしてその買取りには地元商店街で利用できる地域通貨券を発行して、森と地域と山のおじさん達、そして林業が少しでも元気になろう、という取り組みです。
今回も、山の元気なおじさん達がたくさんのマキ原木を出してくれました!
そして今回はさらに、四日市から大勢の方が来られて活動を見学され、意見交換させていただきました。
「燃料」としての利用は、木材にとって最低価格、用途として最低レベルの利用なので、これ単独では林業は元気になりません。もちろん付加価値を高めた木材価格が適正化できる用途での販売も極めて重要で、「もりずむの木」事業はその目的で取り組んでおりますが、一方で、必ず大量に発生する不要木を現金収入源にできる点で、「マキ事業」も重要と考えています。
こういった取り組みが各地に広がっていって、林業、森、地域社会が元気になっていって欲しいと思います。