もりずむの木(建築用材)

もりずむが生産販売している木材のブランド名
もりずむの木
って何?

特長は?

  • 「月齢伐採+幹に葉を付けたまま葉枯らし乾燥+桟積み天然乾燥」を基本とし、木が本来持っている長所(色つや、粘り、耐久性、殺菌・浄化作用、鎮静作用、調湿効果)を最大限引き出せるように、2年間ほどじっくり時間をかけて生産しています。
    ※1、2、3
  • 木の収穫地、伐採日、製材日など「トレーサビリティ」を明確にしています。
  • 「木材の不思議」を探求しています。さまざまな調査・研究を行って、木材の素晴らしさを科学的にも追求していきます。
    ※4

※1『月齢伐採』について

月齢伐採は、1ヶ月ごとに、①満月~②半月(下弦)~③新月~④半月(上弦)~①満月の運行に合わせて、新月期 [①満月翌日~③新月] の2週間程度の間に伐採します。
新月期に伐採された木材は、「腐りにくい、カビにくい、割れにくい、狂いにくい、燃えにくい」といわれています。現在の日本ではすっかり廃れてしまいましたが、30年程前までは日本各地で行われていたことが確認されていますし、オーストリアなどのヨーロッパでは現在でも行われています。 現時点では、日本のスギ、ヒノキにおいて明確な科学的結論は出ていませんが、我々は木材の特性を最大限引き出せる「いにしえの智恵」と考えています。

※2『葉枯らし乾燥』について

葉枯らし乾燥は、伐った木を葉を付けたまま山に数ヶ月以上寝かせておき、葉から木の水分を飛ばして乾燥させる方法で、木の割れ、反り、狂いが抑えられる上に、色つやがよくなります。
また、葉枯らし乾燥している間に防腐性能を持つフェノール成分を増やし続けるので、より腐りにくい木材となります。
さらには、丸太の重量が約半分以下まで減るので、山からの搬出・運送エネルギーを最小限にできます。

※3『桟積み天然乾燥』について

桟積み天然乾燥は、原木を柱、梁などに製材した後、桟積みした状態で1年以上の時間をかけて太陽と風による自然の力だけで乾燥させます。
高温にして数日間で処理する人工乾燥に比べると圧倒的に時間がかかりますが、樹木内の油分が多く残ります。それによって、色艶が良く、粘り強さ、耐久性を延ばすことができ、かつシロアリへの対抗性も強くなります。また、化石燃料が一切不要となるので究極のエコロジカルな乾燥法です。

※4木材特性の探求について

木材の特性は、まだ十分には解明されていません。木材の素晴らしさを説明するために科学的に解明することが重要です。
現在、木材の生産技術などについての調査・研究を、京都大学、三重大学、木暮人倶楽部等と連携して継続的に実施しています。

<これまでの調査・研究で分かったこと>
  • 葉枯らし天然乾燥について:
    新月伐採の場合乾燥速度が速まる。[2009年度美杉林研]
  • 月齢伐採について:
    (でんぷん量)
    下弦〜新月伐採で少なく、上弦〜満月伐採で多い傾向が見られる。また、葉枯らし乾燥により減少する。[2010年度木暮人倶楽部]
    (乾燥速度)
    新月期(下弦、新月)伐採は伐採後1ヶ月後までに一気に乾燥するのに対して、満月期伐採(上弦、満月)は徐々に下がる。[2009年度美杉林研]
    (暴露試験)
    杭の腐朽試験で新月伐採の方が満月伐採よりも耐久性が高い傾向。[2006-2013もりずむ]
    (個体差)5本によるでんぷん量の変動はさまざま。[2010年度もりずむ]
  • ムシの食害部分の成分調査:
    食害周辺の変色部にフェノール成分が集中分布しており、防腐効果はむしろ高いことが予想される。[2014年度もりずむ]

商品紹介

「もりずむの木」は、建築用材を中心にして、端材などを有効利用した木工品も製造販売しています(木工品の詳細は「木工品」を参照ください)。
販売方法には特にルールはありません。工務店などへの直接販売、DIY向けに一般消費者への小売りもいたします。お気軽にご相談、お問い合わせください。

  • 建築用構造材(柱、梁桁など)

    ストックヤードに常時在庫を保有しています。在庫で対応できれば納期は1ヶ月程度です。

  • 床板、壁板など

    仕上がり厚さ12〜36mmの原板を常時在庫を保有しています。モルダー加工によって、プレナー(かんな)仕上げ、本実、合いジャクリなどの加工も出来ます。

もりずむの木が出来るまで

月齢伐採+葉枯らし天然乾燥

三浦林商が月齢等に従って適期(満月を過ぎてから新月までの半月)に伐採し、伐った木を葉を付けたままの状態で3ヶ月〜1年間、天然乾燥します。

製材

山での天然乾燥が終わった丸太は三浦林商の工場で粗挽きサイズ(仕上がりサイズより20mm程度大きめ※)に製材します。
※大きめサイズ(粗挽き)に挽くことで、その後の乾燥工程で生じる割れ、反りなどの木のクセを、出荷時に挽き直して除きます。

山土場での天然乾燥

伐採現場の近くの三浦林商の山土場で、半年〜1年間桟積み天然乾燥をします。 最終ストックヤードに移す前にこの山土場で天然乾燥することで、山土場の湿度、気温などの気候条件が伐採地とほぼ同じなので、急激な乾燥とはならず、じっくりと時間をかけて乾燥することで、不要な割れの発生を抑えることができます。

トレーサビリティ

粗挽きして山土場に入れる段階で、どこの山で、いつ伐採して、いつ粗挽きしたか?を製品に書き込んで記録を残します。

最終ストックヤード

山土場での乾燥を終えた製品は、下流にある最終ストックヤードに移して、さらに半年〜1年間をかけて、十分乾燥するまで桟積み天然乾燥を続けます。

等級在庫管理

最終ストックヤードの搬入した製品については、1本ずつ並べて評価し等級付けを行います。等級は、特一、一方化粧〜三方化粧※に分けて、長さ(3、4、5、6m)、断面サイズ(厚み120mm×幅120mm〜360mmが標準)ごとに在庫管理をします。
※「特一」は丸みの無い正方形あるいは長方形の断面が確保できた製品です。「化粧」とは、「特一」のなかでも変色、虫による食痕、大きな割れ、大きな死に節が少なく、見えるところに使いやすい製品です。

木出し・材料検査

注文をいただくと、注文数量に合わせて木出し作業をします。部材の使われる場所を踏まえて、その場所に相応しい製品をご用意します。工務店さん、建築家さん、さらには可能であれば施主さんにも立ち会っていただいて材料検査を行います。

挽き直し・出荷

材料検査に合格した後に、三浦林商工場まで搬入し、挽き直して出荷します。

素敵な住まいづくりへ

もりずむの木の構造材、床板などを使った住まいは、木の香り溢れる快適な住空間となります。もりずむの木を使ってこだわりのお住まいを建ててみませんか?
もりずむの木が、新しい家族のように私たちを守ってくれます。目を閉じればそこは木々のふるさと。毎日が森林浴気分です♪
もりずむの木を使っていただいている工務店、設計事務所をご紹介します。

工務店(五十音順)

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